都立高校の推薦のしくみとは

都立高校は、一般や理数等特別、スポーツや文化などで中学校での活躍が重視されて選抜された推薦があります。都立高校の推薦入試には学力検査はなく、代わりに個人面接や作文や小論文、実技検査を受ける学校が多いです。合否の決め方については、どれも調査書が点数の約50%を占めていますが、一般の場合は面接や作文、文化やスポーツでは実務検査、理数系では口頭試問と作文や小論文が大きく関わります。個人面接は1人10分程度行われ、志望動機や進路への目的意識、コミュニケーション能力や質問に対して自分の言葉で表現できるかなどをみられます。

作文や小論文、実務検査では必ず1つ以上を行うことになっており、作文を実施する学校が7割を占めています。調査書と比べると配点は約20%と低いですが、差がつきにくい調査書よりも合否に影響がでる可能性があるので注意が必要です。調査書点については、観点別学習評価と5段階の評定のどちらかを点数にしますが、ほとんど評定を見ているため、中学校での日ごろの成績が重要となるでしょう。都立高校の推薦枠は、普通科や商業科などの学科によって入試の募集人数が決まっています。

募集数が全体の2割程度なので、応募倍率が2倍から4倍になってしまいます。学力検査がなくて合否が早く決まるため、応募者が殺到してしまうことが原因です。合否の決め方は、成績の高い人から順に募集人数までを合格とします。男子と女子で募集人数が分かれていますが、片方の人数が足りなかった場合、もう片方の合格者を増やすこともあります。

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